【なごちゃんの温故知新?】第11回 新聞読んで、キャラクターとの出会い
1ヶ月間のパチプロ生活も終わり、転職第一日目の初出勤。
30才にしてどきどきしながらの初日です。
どんな仕事をやるのかほとんど聞いてなかったけど、それもようやく判明するでしょう。きっと。。。
で、出勤すると、机は用意されていました。
今日は朝礼があるとのことで、2Fに移動して朝礼、入社の挨拶。
当時レッドには30名くらいはいたかな。月一回、月初の月曜日に朝礼があり、そこで一応形式的に先月の実績と今後の予定を主要メンバーと部門から報告。
朝礼文化はその後もずっと続き、2005年頃からは毎週月曜日にやるようにしてました。
さて、朝礼も終わり、1Fに戻って、同じフロアにいた当時僕に声をかけてくれた取締役に、なにかやる仕事があれば、と聞いたところ、「とりあえず新聞でも読んでてよ」とのことで。。。
ということで、日経新聞を隅から隅まで読んで、、、昼ご飯は出前をとって食べて、新聞も読み終わり、、、
さて、どうするか。。。
当時の1996年はPCでネットサーフィンとかはまだできないし、スマホゲームもないし、うーん。
なんとなく社内を散歩。
この時のレッドは6階建ての古いビルを1棟借りしてて、2階がメインフロアでここに企画部門があり、このフロアで絵を描いてる人や企画を作ってる人達がおり、物珍しさもあってどんなことをやってるのか聞いてまわりました。
で、キャラクターを描いてた作家(レッドではキャラクターデザインを描くスタッフを、デザイナーではなく作家と呼んでました)と企画スタッフに話しかけた時の話。
この娘はどんな食べ物が好きなの?
何が趣味なんだろう? 主にどこに遊びに行くのかな? その趣味は俺とはあわないなぁ、など、、、
まるで高校の時に、好きな女の子についていろいろ情報収集してるようなことを、絵のキャラクターについて議論してる光景を見て、いわゆる、絵としてではない、本質的なキャラクターという概念というか設定に遭遇しました。僕にとっては未知との遭遇。
キャラクターというものが、単なる絵ではなく、生きている人と同じなんだということを初めて知った日でした。
今はある程度そういった考えというか、キャラクターに対する魅力のあるなしは、そのキャラクターの設定と世界観によって生まれるということもあたりまえになりつつありますが、当時は新鮮な出会いでした。
余談ですが、この時のレッドは浅草の千束にある鷲神社の真裏で、毎年11月の酉の市の時期は、会社の前がまさに屋台が軒をずらっと並べる通りとなり、車両通行止めでレッドへ車で行けなくなるので、その日は近隣の駐車場に止めて、そこから歩いてレッドに行き、夜はみんなで神社へお参りに行きつつ熊手を買い、屋台でいろいろ食べ物を買って、会社に戻ってみんなで食べるというお祭りデーでした。
今年の一の酉はもう終わってしまいましたが二の酉が11月23日(木)勤労感謝の日にあります。
盛大なお祭りと、熊手販売の屋台が壮観なので、行かれたことがない方はぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。
さて、そんな転職初日も終わるのですが翌日以降も特にやる仕事はなく、、入社1週間は新聞読んで、当時開発中だった、天外魔境第四の黙示録というゲームのアフレコを見学に行き、社内で雑談して、みたいに悠々自適に過ごしてましたが、1週間がたったころからとあるプロジェクトの担当プロデューサーとして引き継ぎ、またサクラ大戦のプロモーション会議に参加するなど、正式な仕事を担当することになり、あれよあれよという間に、いつの間にか忙しくなり、充実したレッド生活を送りつつありました。
会議も毎週定例会議があり、普通の会社っぽい一面もあったなぁw
その後のレッド、波乱万丈の極みで、エピソードも盛りだくさんなのですが、何しろきわどい話も多くw、時効にはまだ早くてw、まだ書けないかな。。。
そして来月でこのブログをスタートしてから1年。
次回でいったん休載します。
ということで、次回、第一部完。 CRETAについて少しまとめる予定です。